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更新日:2026年10月19日/確認時点:2026年10月
【ご注意】この記事は医療や法律の助言ではありません。感じ方や結果をお約束するものでもありません。(体調や痛みが続くときは、婦人科など専門の方へご相談ください。)
「話さなきゃ、とは思う。でも、どう切り出したらいいのかわからない」。セックスレスの悩みは、いちばん身近な人にこそ話しにくいものです。話してうまくいかなかったら、関係がもっと悪くなるのでは、と不安になりますよね。
この記事では、パートナーを責めずに気持ちを伝えるための、考え方と例文をまとめます。話せば解決する、というものではありません。 それでも、言葉にしてみることが、状況を動かす一歩になる場合があります。原因の整理はセックスレスの原因をタイプ別に整理するに、全体像はセックスレスとは:原因と向き合い方の全体像にまとめています。
1. 話し合う前に
自分の気持ちを整理する
いきなり話し出すと、感情が先に出てしまうことがあります。まず、紙やメモに書いてみましょう。
- いま、いちばん感じていることは何か(さびしさ、不安、悲しさ、焦り)
- どうなったらうれしいか(触れ合いが増える、会話が増える、いまの状態を理解してほしい、など)
- 変えたいこと、変えたくないこと
「どうしたいか」が決まっていなくても大丈夫です。「まだわからない」という気持ちも、そのまま大切な材料です。
タイミングと場所を選ぶ
- 疲れている日、お酒を飲んでいる日、子どもが起きている時間は避ける
- 寝室やベッドの中ではなく、落ち着いて話せる場所を選ぶ
- 「少し話したいことがあるんだけど、今週のどこかで時間をもらえる?」と、先に伝えておく
- 時間の目安を決めておく(「30分くらい」など)
2. 伝え方の基本
「あなたは〜」より「私は〜」
「あなたは、全然私に触れてくれない」と言われると、人は責められたと感じて、身構えてしまうことがあります(推測)。主語を「私」に変えると、気持ちの共有になります。
| 避けたい言い方 | 言い換えの例 |
|---|---|
| 「あなたはいつも拒否する」 | 「私は、最近ふたりの時間が減って、さびしいと感じている」 |
| 「どうして何もしてくれないの」 | 「私は、もっと触れ合う時間があるとうれしいと思っている」 |
| 「私に魅力がないんでしょ」 | 「私は、自分が求められていないのかなと、不安になることがある」 |
要求より、気持ち
「〇〇してほしい」という要求から入ると、相手は「やらなければならない」と感じて、重く受け取ることがあります(推測)。まず、気持ちを伝えます。「どうするか」は、そのあと、ふたりで決めます。
相手の気持ちを、聞く
話すだけでなく、聞く時間もつくりましょう。相手が黙っていても、すぐに埋めようとせず、少し待ってみてください。相手の事情(仕事の疲れ、体調、気持ちの問題)が、これまで言えなかったことの中にあるかもしれません。
3. 切り出しの例文
以下は、すべて例です。短く、自然な言葉で。そのまま使っても、自分の言葉に変えても構いません。
例1:ふたりの時間を入り口にする
「最近、ふたりでゆっくり話す時間が減ったなと思っていて。少し話せる?」
例2:気持ちを先に伝える
「責めたいわけじゃなくて、私の気持ちを聞いてほしいの。最近、さびしいなと思っていて」
例3:自分の不安を言葉にする
「私ね、ふたりの距離が遠くなった気がして、ちょっと不安なんだ。あなたはどう感じてる?」
例4:相手の状況を気づかう
「最近、仕事も忙しそうだよね。疲れていると思うけど、ふたりのことで、一度ちゃんと話したいと思っていて」
例5:小さな提案から入る
「いきなり変えなくていいんだけど、まず手をつないで歩くところから、どうかな」
最初の一言で、全部を話さなくて構いません。「話したい」と伝えること自体が、第一歩です。
4. 相手が受け止められないとき
話してみても、相手が黙ってしまう、怒ってしまう、話をそらしてしまう、ということもあります。そのときは、次のように考えてみてください。
- 急がない: 一度で結論を出さなくて大丈夫です。「また今度、改めて話そう」と、いったん区切って構いません
- 責めない: 相手が受け止められないのは、あなたの伝え方が悪いからとは限りません。相手にも、言えない事情や、うまく向き合えない気持ちがあるのかもしれません
- 自分も責めない: 「話しても無駄だった」と結論を急がず、少し時間をおきましょう
- 書いて伝える方法: 顔を合わせて話すのが難しいなら、手紙やメッセージで気持ちを伝える方法もあります
第三者の力を借りる
ふたりだけで話すのが難しいときは、第三者の力を借りる方法があります。
- 夫婦・家族の相談、カウンセリング: お住まいの市区町村や都道府県の相談窓口、民間のカウンセリングなどがあります。具体的な窓口は、お住まいの自治体の公式ページなどでご確認ください
- 体の不安がある場合: 痛みや体調の不安があるときは、婦人科など専門の方へご相談ください。パートナーの体調が気になる場合も、本人が医療機関に相談する選択肢があります
- 気持ちがつらいとき: よりそいホットライン 0120-279-338(フリーダイヤル・無料。厚生労働省「まもろうよ こころ」に24時間対応と掲載 https://www.mhlw.go.jp/mamorouyokokoro/ )
- 法律の相談: 法テラス(日本司法支援センター)https://www.houterasu.or.jp/ 、サポートダイヤル 0570-078374(平日9時〜21時、土曜9時〜17時。通話料がかかります。法テラスの案内による)
5. 身の危険があるときは、話し合いより安全を優先
次のような場合は、話し合いを続けるよりも、あなた(と、お子さんがいる場合はお子さん)の安全を優先してください。
- 話し合いのなかで、怒鳴られる、物を投げられる、叩かれる、といったことがあった
- 話し合いのあとで、無視や脅しなど、威圧されることがある
- 「怖い」と感じて、話し合いを切り出せない
このようなときは、公的な相談窓口に相談できます。
- DV相談プラス(内閣府)0120-279-889:電話は24時間受付、チャット相談(12:00〜22:00)もあります。「DV相談ナビ(#8008)」でも、最寄りの配偶者暴力相談支援センターにつながります(https://soudanplus.jp/ )
- 緊急の場合: 110番
「これってDVかな」という段階でも、相談して構いません。
6. 話し合いで決めること
話し合いの目的は、相手を変えることではなく、ふたりが納得できる形を探すことです。次のようなことを、少しずつ決めていけます。
- 触れ合いの形(セックスに限らない。手をつなぐ、ハグする、並んで過ごす、など)
- 無理なときの伝え方(「今日は難しい」と、お互いに言ってよい合図や言葉)
- 時間のつくり方(育児や仕事の時間をどう調整するか)
- 続けて話す場(月に一度、など)
- 話し合いで進まないときは、第三者に相談する
「回数が少ない=問題」と決めつけず、ふたりが納得できるかどうかを大切にしてください。
ここまでのポイント
- 話し合う前に、自分の気持ちを整理し、タイミングと場所を選ぶ
- 「あなたは」より「私は」。要求より気持ち。そして、聞く時間もつくる
- 一度で結論を出さなくてよい。受け止められないときは急がず、第三者の力も借りられる
- 身の危険を感じるときは、話し合いより安全を優先し、公的な窓口へ
- 話せば解決する、というものではない。ふたりが納得できる形を、少しずつ探す
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情報の出典と確認日
- 厚生労働省「まもろうよ こころ」(よりそいホットライン)https://www.mhlw.go.jp/mamorouyokokoro/ (確認日:2026-10-20)
- 内閣府「DV相談プラス」https://soudanplus.jp/ (確認日:2026-10-20)
- 法テラス(日本司法支援センター)https://www.houterasu.or.jp/ 、サポートダイヤル(通話料の案内)https://www.houterasu.or.jp/site/soudanmadoguchi-houseido/support-dial.html (確認日:2026-10-20)
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